セリフ 5




ぶたいは ふたたび ときわまるとくらぼっこのいる とおやむらへとうつりかわる 
くらぼっこ「さあ ぐずぐずしてはおれぬぞ 
こっとうひんをぬすんだ あのおとこのところへ あないせい!!」 
ときわまる「おまえ えらそうだけど いくつ?」 
くらぼっこ「んと こんだけだぞ」 
くらぼっこは ゆびを3ぼんたててみせた  
ときわまる「3つか? がきだな」 
くらぼっこ「ばっかも−ん! 300さいじゃ」 
ときわまる「こんちは」 
せんせい「おう げんきか?」 
くらぼっこ「こやつはなんぞ?」 
ときわまる「こどもたちに にんじゅつをおしえてんのさ おれもならったんだ 
”じばりしゅう”っていう にんぐんのまつえいなんだぜ かっくいいだろ」 
せんせい「ところで そのちっこいのは?」 
ときわまる「じつは ・・・・・・・・というわけなんだ」 
くらぼっこ「ちっこいのとは しつれいだぞ!」 
せんせい「おう こりゃすまん しかし おもしろそうだなあ」 

ときわまる「はっ?」 
ときわまる「さぶおじさんは ここの ひがしがわおくにすんでるよ」 
ときわまる「さぶっていうひとが こっとうひんをうりにこなかった?」 
てんいん「う−ん しらないねえ」 
てんいん「”さぶ”っておとこからこっとうひんを しいれたよ 
でも ”かんなんむら”のひとがかってっちまったねえ」 
てんいん「”かんなんむら”なら せきしょの みなみだよ」 


とのさま「これこれ ようもないのにしろに はいっちゃいかんだろう」 
やくにん「ここをとおりたかったら とのさまのところへいって”つうこうてがた”を もらっておいで」 
とのさま「”つうこうてがた”がほしかったら たのみを きいてくれ」 
とのさま「では ”つうこうてがた”をだすわけにはいかんな」 
とのさま「じつはな このところあやしい”しゅうきょう”が はやっているらしくてな
”さんとうむら”で そのかんけいの まつりがあるそうだ しらべてくれ」 
とのさま「さんとうむらは せんどうのにしだ」 
すえきち「とうちゃんと かあちゃんが へんな しゅうきょうにこっちゃって 
ねえちゃんを きたのどうくつにつれてっちゃった え−ん え−ん」 

くらぼっこ「よりみちするでないぞ!」 
せんせい「ありゃあ あのおじょうさんこおりついちまってるぜ つれてかえって あっためるか?」  
すえきちのちち「そんなことをされたら こまる」 
すえきちのはは「だいじなおまつりの いけにえよ」 
せんせい「う−ん このひとたちと たたかう わけにはいかんなあ 
ときわまる にげるぞ!」 
せんせい「ありゃあ あんじにかけられてるな あんじをとかんことには どうも・・・・ 
おまえさん なんとかならんか?」 
くらぼっこ「わ・・われは そんなことできんぞ
んん まてよ ゆうじんに そんなことがすきなやつが ・・・・う−ん いどころがわからんぞ」 
さいみんせんにん「おや ひさしぶりじゃの」 
くらぼっこ「おお さがしたぞ あんじをとくどうぐをもってるだろ?」 
さいみんせんにん「それなら これをつかってじゅもんをとなえれば ええよ」  
こぜにのふりこを てにいれた 
さいみんせんにん「つかってみて くれたかのう」 
せんせい「やめとけ やめとけまた おなじことだあな」 
せんせい「あちゃあ なんにもおこらんな」 
くらぼっこ「きぃ−! やりなおしだぞ!!」 
ときわまる「・・・・・・・・・・ごめん」 

こぜにのふりこをつかってじゅもんをとなえた
あんじがとけた! 
すえきちのはは「ああ なんだか めがさめたみたい そうだ むすめは!?」 
ときわまる「ぶじです さあ かえりましょう
かえったら しゅうきょうのことを おしえてください」 
すえきちのはは「しゅうきょうの なまえは”さいせいきょう”といいます 
きょうそは”わかひこ”といってこんなことを いっていました」 
わかひこ「われらがかみ”くろのめがみ”をふっかつさせるには 
でんせつの”まじんぎ”と にんげんの”いのち”がひつようだ 
くろのめがみに いのちをささげよ! 
そして かみのあたえたもう りそうのみやこで ふっかつするのだ!」 
くらぼっこ「なにぃ! ”まじんぎ”とは われがまもっていたもののことぞ!! 
たいへんなことに なるといったのは ”くろのめがみ”のふっかつじゃ」 
ときわまる「じっちゃんをころしたのは・・・・」 


ほんとうに ありがとう 
とのさま「がんばっているかね?」 
とのさま「う−ん なんとか その わかひことやらを とりおさえねば」 
くらぼっこ「そやつは われらの てきでもある なんとかしてやるぞ」 
とのさま「ほう たのもしいこどもだでは そちたちにまかせよう」 
くらぼっこ「こどもでは なあ−い!!」  
つうこうてがたを てにいれた 
とのさま「きょうだんは たいりくにも ひろがっているらしい」 
やくにん「とおってよし」 

くらぼっこは つぼのなかをのぞきこんだ  
くらぼっこ「おお これは”きらいせき”だぞ」 
ときわまる「じゃあ このいえのひとが かっていったんだな」 
おとこ「わたしのいえで なにしてるんだ?」
ときわまる 「わわ いつのまに・・・・」 
くらぼっこ「おまえ いま どっからきた?」 
おとこ「こっちのしつもんに こたえなさい」
ときわまる 「じつは かくかくしかじかで これをゆずってほしいんですが・・・・」 
おとこ「それはできんな とくに・・・・ あの”くら”の やつにはなあぁ!」 
きらいせきを てにいれた 
ときわまる「これ はじめてみたけどなんだかなつかしいな」 
くらぼっこ「それは おまえのものだぞ ためしに たたかうとき つかってみることだぞ 
だいだい あのいえのものだけが つぐことになっているのじゃ」 
せんせい「このどうくつのむこうに しりあいの”からくりしょくにん”が いるんだ 
たいりくに いくどうぐを つくって くれるように たのんでくるから 
たいりくにいく だんになったらあとから きてくれ」  
せんせいが なかまから はなれた 


くらぼっこ「あっ こやつ ”だきにてんこ”を もっておるぞ!」 
ちゃんどら「なんや ”がきんこ”このつぼを しってるんか?」 
くらぼっこ「むっ われは300さいじゃ!」 
ときわまる「じつは わけあって それをねらっているやつを さがしているんだ」 
ちゃんどら「なにぃ ほ・・ほんまか!? 
なあ たのむ このとおりや わいもつれてってんか? 
たいりくいったら ”つうやく”にも なって おとくでっせ」 
ときわまる「う−ん そんなこといわれても・・・・」 
ちゃんどら「そんなこといわんと たのんます! 
あんたらが さがしてるんは だいじなともだちを さらったやつかも しれへんのや!!」 
ときわまる「う−ん・・・・」 
くらぼっこ「うむ つぼに きにいられているようだし やくにたちそうじゃ どうこうを ゆるすぞ」 
ちゃんどら「おんにきるでえ ”がきんこ”まっとれよ うる−ぴぃ・・・・」 
くらぼっこ「がきんこでは なあぁい!!」  
ちゃんどらが なかまになった!  
だきにてんこを てにいれた 


せんせい「いま たいりくにわたる どうぐを つくっている さいちゅうなんだよ 
もうちょっと まってほしいそうだ」 
からくりやえもん「わしはじぶんのからだを からくりとがったいさせることに せいこうし 
ながいあいだ いきておる 
せいようのことばで ”さいぼぉぐ”というそうだ 
さあ わしがつくった”ぶっしつてんそうき”をうごかそう 
ただし ふかんぜんでな 1かいしか つかえんかもしれん」 
ちゃんどら「ほんまに だいじょうぶかいな? うちらで ”じんたいじっけん”するんと ちゃうのんか?」 
からくりやえもん「よ・・・・よういはいいかね?」 
からくりやえもん「やった! だいはつめいだ!!」
せんせい「しかしなあ・・・・ きかい こわれちゃいましたよ」 

ちゃんどら「うわっ へんなねえちゃんが まぎれこんでるやないか!」 
しずな「ごめんなさい あなたたちの あとをつけて とびこんじゃったの 
ゆくえしれずのあねと かんけいある きがして・・・・」 
くらぼっこ「はあ またかこやつも もっておるぞ」 
しずな「ああ これは あなたたちにかえすわそのかわり・・・・」 
くらぼっこ「そのかわり なんじゃ?」 
ちゃんどら「まあ どっちでもええやないか 
こないなべっぴんさん つれていかんとこうかいするわ」  
しずなが なかまになった!  
”しろねこしょう”を てにいれた  
てんぐだまを てにいれた
ちゃんどらはつぼじゅつ”だいてんぐ”を おぼえた