おんな
「たすけてください！
あやまって けものようのわなにかかってしまいました
わなをしかけたのは このうえのこやにすむ
りじゅんというひとだとおもうのですが･･
わなのかぎを もらってきてはくれないでしょうか？」
[いいえ]
おんな
「そうですか･･では このまま りじゅんが
わなをみにくるまで まつことにします しくしく････」
おんな
「ああ こんどこそたすけてくださいますよね」
[いいえ]
おんな
「まあっ！ だめなのですね しくしく････」
おんな
「ああ もう あしがいたくていたくてがまんできません
どうかわたくしのねがいを ききとどけてください！！」
[いいえ]
おんな
「ひどいわ！
あなたがたは わたくしをからかってよろこんでいるのでしょう？
しくしく････」
おんな
「こんどこそ ほんっとうに たすけてくださいますでしょ？」
[いいえ]
おんな
「んまあ！ しつこいひとね！！
もう これいじょう いいえをえらんでも
わたくしのことばは かわりませんわよ
ためしに もういちど いいえをえらんでごらんなさいよ！」
おんな
「どう？ たすけるきになって？」
[いいえ]
おんな
「もう かわらないっていったのに！
いいかげんに はいをえらびなさいよ
でないと さきにすすまないのはわかっているんでしょ？」
[はい]
おんな
「ありがとうございます！
もうだめかとおもっていたところですのよ
おほほほほ････」
おんな
「りじゅんのこやは もうすこしのぼったところにありますわ」
[鍵を持っている場合]
おんな
「ああ いたかったわ･･
どうもありがとう
きいて おどろきなさい
わたくし じつは すざくですのよ
ちょっとためしただけなの ごめんなさいね
さあ これをおとりなさい」
「ひ」のまきを てにいれた
すざく
「のこるは 「きん」のまきですね
あなたがたの そうぞうどおり
びゃっこがもっているはずです
いどころは わたくしにもわかりませんが
みなみの こきゅうのまちへいきなさい
びゃっこをまつった びょうがあります
ときどき にんげんのすがたで
しさつにでかけることがあるようです
がんばってください」
りじゅん
「ついさっき やまのしたに わなをしかけてきたんだ
なにもかかってなかった？」
[女の依頼を受けた後]
りじゅん
「ああ そのわなならおれのだよ
そら かぎだ もっていきな」
わなのかぎを てにいれた
りじゅん
「おんなのひとは たすけてあげたのかい？」