ようきろう 「げげっ てんちまる！」 てんちまる 「あっ このろうじんは！ おじいさん いしをかえしてくれないか？ このすがたのままではこまるんでね まあ ふところにあるのはわかっているからかってにかえしてもらうよ」
てんちまる 「さて おれがあなたがたにうらまれるりゆうをおしえてくれないか？」 ようきろう 「わ わしのむすめは おににさらわれそのおにのこ てんちまるをうんだためにしんだんじゃ！」 てんちまる 「それは おもいちがいだ おれには いもうとがいるし ちちについていったのは ははのいしのはずだ！」
てんちまる 「はっ えいりんさいさま！！」 えいりんさい 「そのものが おまえの じつのそふであるのは まことじゃ だが ははがしんだのはおまえのせいではない きにんこうまろくをみよ なんとうにある いしばしらのちゅうおうにかくされておる」 ようきろう 「くっそ−！ よけいなことを････」
ようきろう 「こうなったら ここにはおれん さらばじゃ！」 さいかく 「ちきしょ− また にげやがった」 てんちまる 「いいさ いしが もどってきたんだから･･」 てんちまるは いしを つよくにぎりしめた
てんちまる 「ふう･･ やっと もとにもどれた」 ひめの 「まあ････」 さいかく 「けっ がきのくせに いろけづきやがって」 ひめの 「な･･なんですって！？」 たかやまる 「まあ まあ･･ ふたりとも････」 てんちまる 「さあ はやく ほくとうにある いしばしらにいそごう また あのろうじんにとられたら やっかいだ」 さいかく 「ちげえねえ････」