けいけんちを ちゅうしんに ゲームぜんたいの 
システム についての かいせつです



■概要
 旧作品と同様に経験値を稼ぐことでレベルアップし、能力が上がっていきます。
 前作の3と同様、あらかじめ個別に用意されたキャラの能力に
 レベルアップの度に同じ数値を加算していく形式です。
 しかし、これには重大なバグがあり、順当には上がっていきません。
 いわゆる浮き球バグです。項を改めて後述します。


 経験値は試合中の行動や試合結果によって追加されます。
 今作では必要経験値に届きしだい試合中にレベルアップするようになりました。
 
 また、敵のチームのレベルが旧来の固定レベル制では無く、
 プレイヤーチームのレベルに合わせた変動制に替わりました。
 これにも重大なバグがあります。


 これらのバグはキャプテン翼4という作品を惜しいものにしてしまった一因とも言えるでしょう。
 しかしその中身を知れば少しは緩和できるのではないでしょうか?






■第一項 経験値の構造   〜浮き球バグ・継承バグなど〜
 経験値の枠は2のような共有はなく、前作の3に準拠した個別タイプです。
 3では1キャラごとに2枠が用意されていましたが、
 今作品では経験値の枠が6つもあります。

 勘のいい方はもうお分かりでしょうが
 これはステータスのキック、まもり、はしり、わざ、たかいたま、ひくいたま
 それぞれの数値に対応していて、必要な経験値を満たしてレベルが上がると、
 数値が1上がる仕組みになっています。
 

 次に、ストーリーモードをやるとどういった感じになるかを図で説明します。

 




 上の図を見ると経験値を示す■が24個あります。
 これを6つの枠に均等に振り分けると1枠あたりが4個になりますね。
 それでは実際どうなるか次の図を見てみましょう。







 たかいたま、ひくいたまの枠に経験値が入らずに消失しています。
 これがいわゆる浮き球バグと言われているものです。
 
 このバグにより、
 ストーリーモードで試合を進めれば進めるほど空中戦で歯が立たなくなるという現象が起こります。
 特に序盤からプレイヤーチームにいる翼と石崎は浮き球がレベル1のままなので深刻です。






 次にチーム変更による途中加入に関しての問題です。
 ここにも上記の浮き球バグが関わっています。

 実際にストーリー進めていくと気づくと思いますが、
 途中加入のキャラは浮き球のステータスが少し高めレベルが下がっています。
 
 これは継承の際に経験値を一旦統合して再度振り分ける処理が行われているためだと考えます。
 見かけ上、経験値が3分の2になるのもこのためだと考えられます。(6枠分が4枠に振り分け)






 ここで、全体の経験値は変わっていないということに注目。
 継承される側のレベルが下がっていることから、
 たかいたま・ひくいたまの2枠に入った経験値は全体のレベルには一切関与しないことがわかります。
 仮にレベル1の状態で浮き球経験値をフルにしたとてもレベルは1のままです。




 次はキーパーについて
 
 ゴールキーパーの経験値は6枠分のスペースがありますが、元々4枠で処理されているようです。
 継承の際にキャラが代わってもキーパーのレベルだけ維持されているのもそのため。

 それぞれの対応は以下のとおりです。パスだけは全体レベルに直接依存します。

 キック→ キャッチ・パンチ
 まもり→ ドリブルにそなえる・シュートにそなえる
 はしり→ ひくいたまにとびだす
 わざ → たかいたまにとびだす
 




 最後に継承に関してまた少し
 
 継承でのやりとりはあくまでも継承する側継承される側がいないと成り立ちません。
 よってリーグ戦を突破できずに1戦目に戻されたり、チームが替わったばかりの初戦で負けて再戦したりすると
 直前の試合で継承する側のキャラに経験値が加算されていないため、正常な継承が行われません。
 継承される側の経験値が減ったり、増えていなかったり、増えても雀の涙ほどの追加だったりします。







■第二項 試合経験値
■第三項 行動経験値
■第四項 レベルアップとステータス
■第五項 敵のレベル設定

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さんぱうろFC


(2006.07.22 さんぱうろ FC)