セリフ 18


父「火がまわった…… もう、逃げられん」 
母「こんなに早く、 妖怪が おそってくるなんて」 
父「暴走した”霊穴”の 場所や、封印の方法を 知る我らは、 妖怪の敵だからな…」 
夏芽「ゴホゴホッ!」 
青秋「夏芽!!」 
春鬼「けむりを 吸っちまったか!」 
父「……やむをえん」 
父「地下道に逃げろ。 わしは、ここで妖怪を 食い止める」 
母「わたしも残ります。 ほこり高い才神家の つまとして、 妖怪に背など 向けられません」 
春鬼「地下道には、 夏芽だけ逃がそうぜ」 
青秋「さあ夏芽、 立てるか?」 
夏芽「いやよ、 あたしだけなんて…… あたしも戦う」 
春鬼「術も使えないくせに、 バカいうなよ!」 
母「夏芽、 あなたは生きなさい。 そして、 冬夜を探すのです」 
夏芽「冬夜兄さんを?」 
青秋「才神家一番の力を 持つ兄さんなら、 きっと妖怪を 倒してくれるさ」 
春鬼「地下道に入ってりゃ、 気づかれっこ ねえからな!」 
父「なにか恐ろしいことが、 起ころうとしている。 それを防ぐために、 たのんだぞ!」 
夏芽「待って、父さん!! 母さーんっ!!」 
母「生きるのよ、夏芽!」 
父「後のことは、 たのんだぞ!!」 
夏芽「青秋兄さん!! 春鬼兄さん!!」 
青秋「さよなら、夏芽」 
春鬼「冬夜兄貴に、 よろしくな!」 
妖怪「ウオオオーーッ!!」 父「いよいよ来たな、 妖怪め! 行くぞ!!」 
母「はい!!」 
青秋「最後の大暴れだぞ、 春鬼!!」 
春鬼「おう、青秋兄貴!!」 
夏芽「いやああーーーっ!!」



冬夜「ここは、才神一族が 守ってきた洞窟だ。 奥にはまがたまが 隠してある」 
大和丸「それを 借りに来たんだ!!」 
十郎太「それさえ手に入れば、 高千穂の”霊穴”を 封じられる」




北斗丸「ずいぶん広いんだな… 邪悪ななにかが、 この中にいることは 間違いない」 
北斗丸「この中に、なにが あるのか…… つきとめなくちゃ!」 
阿古耶「行き止まりなの!?」 
頼遠「いや…… 妖気が強くなっている。 道は通じている はずだが」 
ぬりかべ「先へは 行かせーーーーん!!」 
ぬりかべが、 おそってきた!! 
法輪「やっぱり、 道は続いて いたんじゃのう」 
火鷹「どうやっても、 奥には行かせねえ つもりらしいな」 
北斗丸「オレたちが行くと、 困る悪者が いるんだ!」 
北斗丸「洞窟の入り口まで、 戻されちゃったのか」



 
武器屋の主人「いらっしゃいませ!」 
武器屋の主人「またご利用ください」 
武器屋の主人「将軍からの命令で、 あんたらとは、しょうばいできないよ」



女「あんまり、おっかさん を困らせるんじゃ ないよ」 
男「何だ、大和丸。 またいたずらして、 逃げてきたのかよ」 
薬草を見つけた!! 
薬草を見つけた!! 
はは「おっかさんに、 よろしくね」 
少年「おう。どうしたんだ、 大和丸?」 
やちほ「大和丸、 旅に出るって本当? 私もつれてって」 
連れて いきますか? 
やちほ「大和丸の いじわる」 
やちほ「やったー!!」 
やちほが 仲間になった!! 
やちほ「大和丸、 また、今度 遊ぼうね!」



船頭「九州まで行くのか? 金100で 運んでやるぞ!」 
十郎太「いくらなんでも、 それは高すぎるの ではないか?」 
船頭「いやならいいんだぜ! 他を当たりな」 
船に乗りますか? 
大和丸「こんな高いの 乗ってらんないよ!」 
船頭「おっと! 金のねえ奴は、 乗らせないよ」 
船頭「アンちゃん けいきがいいね! それじゃ行こうか!」 
船頭「九州まで、 金100だよ!!」 
船に乗りますか? 
船頭「またいつでも のっけてやるぜ! もちろん金は もらうがな」


船頭「またいつでも のっけてやるぜ! もちろん金は もらうがな」 
船頭「なんだ、向こうまで いくのか。金150で 運んでやるぞ!」 
大和丸「前より高く なっているぞ」 船頭「いやならいいんだよ」 
船に乗りますか? 
船頭「いつでも のっけてやるぜ!」 
船頭「おっと! 金のねえ奴は、 乗らせないよ」 
船頭「アンちゃん けいきがいいね! それじゃ行こうか!」



北斗丸「後戻りなんて、 しているヒマは ないな!!」 
北斗丸「この洞窟は、 どこまで続いて いるんだ?」 
妖怪「見ーーーつけたっ!!」 
妖怪が、 おそってきた!! 
妖怪「見ーーーつけたっ!!」 
妖怪が、 おそってきた!! 
妖怪「見ーーーつけたっ!!」 
妖怪が、 おそってきた!! 
妖怪「見ーーーつけたっ!!」 
妖怪が、 おそってきた!! 
妖怪「見ーーーつけたっ!!」 
妖怪が、 おそってきた!! 
法輪「なんだか、後を つけられているような 気がするのう」 
火鷹「おおかた、その女が 教えてるんじゃ ねえのか!?」 
みなみ「そ、そんな……」 
北斗丸「証拠もないのに、 そんなこというなよ」 
火鷹「フン……」 
清姫「しめ殺して くれるわあっ!!」 
清姫が、 おそってきた!! 
清姫「うう……な、 なぜじゃ……」 
清姫「そなたがいながら、 なぜ……」 
みなみ「きゃああっ!!」 
北斗丸「危ないっ!!」 
清姫「ぎゃーーーーっ!! く、くやしい…… もう少しで、 ”霊穴”が……っ」 
頼遠「……さっきの妖怪は、 みなみを知っている ようだったな?」 
北斗丸「なんだよ、頼遠まで!! みなみさんには、 覚えがないんだって」 
阿古耶「そうだよね…… わかってるけど、 でも…………」 
みなみ「………………」 
火鷹「オレは、てめえなんざ 信じねえ。 少しでも、変なそぶり してみやがれ…… すぐに、 たたっ切るぜ!!」 
みなみ「………………」 
北斗丸「こんなところまで、 戻されちゃったのか」 



 
大和丸「元の滝つぼだ!?」 
数珠丸『さすがじゃな…… ところで、次の ”霊穴”の場所を 教えようかのう……』 
大和丸「もったいぶるなよ! 全部、教えてくれりゃ いいだろ!」 
三日月『そうしたいけど、 さっきの男…… ヤツの存在は、 あたしたちにも なぞなんだ………… 
だから先に、ヤツの こと知ってる仲間の ”霊穴”に、 行ってほしいの』 
冬夜「”天下五剣”の仲間が、 ヤツのことを 知っているのか!?」 
数珠丸『おお、あいつなら 知っているはずじゃ。 早く、東北の 十和利山に行こう』 
大和丸「そういうことなら、 しかたねえ! 東北の十和利山だな、 行くぜ!!」 
大和丸「滝つぼに出たぞ!?」 
イヒカ「また洞窟に 行きたければ、 もう一度北西の 池に行くのだな」




北斗丸「中心部は近そうだ」 
北斗丸「みなみさん?」 
みなみ「わたし……みなさんに 迷惑をかけています」 
北斗丸「みなみさんが妖怪を 呼んでるなんて、 信じないよ。ねえ?」 
頼遠「北斗丸が、 そこまでいうんだ。 信じるさ」 
阿古耶「それに、そんなケガで 別行動を取ろうなんて、 ムチャだよ」 
北斗丸「いっしょに行こう」 
みなみ「ありがとう、 みなさん…… 北斗丸さん」 
北斗丸「後戻りなんて、 しているヒマは ないな!!」 
ふったち「けけけけけ! ”霊穴”は、 我らのもの。 誰にも渡さん!!」 
ふったちが、 おそってきた!! 
北斗丸「”霊穴”…… いったい、 なんのことだ!?」 
頼遠「妖怪どもが、 あれほど 欲しがるとは……」 
みなみ「”霊穴”という ことばには、 聞き覚えがあります。 
でも…… 思いだそうとすると、 頭がいたくて……」 
北斗丸「こんなところまで、 戻されちゃったのか」 
北斗丸「今度こそ、 負けないぞ!!」 
ふったち「ムリ、ムダ、無謀!! けけけけけ!!」 
ふったちが、 おそってきた!!