セリフ 13

童子切り『……オレを呼んだのは、 キミたちか………?』 
三日月『”童子切り”! 元気そうだね……』 
童子切り『あこ……いや、 ”三日月”か。 
それに、”数珠丸”や ”大典太”まで……… いよいよこの国の ききか?』 
数珠丸『”霊穴”が暴走を はじめたのじゃ…… この少年たちが、 ”霊穴”を 封印しておる』 
童子切り『そうか……では、 オレも力を貸そう! この国の平和の ために、戦おう』 
大和丸「ありがてえ!!」 
童子切り『フッ、元気の いいヤツだな…… それに、まっすぐな めをしている。 気に入ったぞ』 
”童子切り”を、 手に入れた!! 
童子切り『では、ここの ”霊穴”を 封印しよう』 
童子切り『この下だ……だが、 地下の炎の川は、 妖怪のしんにゅうを 防いでいるんだ…… 
川をせき止めては いけないぞ』 
夏芽「封印! !」 
冬夜「うっ!? あれを見ろ!!」 
十郎太「炎が消えていく!?」 
大和丸「やべえ、 妖怪どもがなだれ 込んでくるぜ!!」 
夏芽「来たっ!!」 
冬夜「”霊穴”が封印された 今、狙われるのは オレたちだ! 逃げるぞ!!」 
十郎太「おばあさんの好意を むだにするきか」




大和丸「なんだ、 この光は!?」 
夏芽「上の広場は、 このせいで 光ってたのね!」 
十郎太「すさまじい霊気だ! 地上の妖怪たちは、 これに惹かれて 集まってきたんだな」 
不思議な声『”霊穴”の力が、 暴走しているのだ…… 
霊気を発し、 物事すべての はんえいを司る ”霊穴”がな……』 
大和丸「やい、てめえは だれなんだ!? いいかげん、 姿を見せやがれ!!」 
不思議な声『今はまだ、 そのときではない…… 
それよりも、 この”霊穴”の暴走 こそが、妖怪が暴れる 原因なのだ……』 
十郎太「この光る穴が、 ”霊穴”なのか!?」 
不思議な声『そうだ…… これこそ、この国に 古来より伝わる ”霊穴”………… この国の はんえいの源……』 
大和丸「なんか、 よくわかんねえけど… すごいもんらしいな」 
不思議な声『しかし…… その力にも、 かげりが見えてきた… 
突然、 全国の”霊穴”が、 暴走を始めたのだ…… このままでは、 霊気が 枯れてしまう……』 
夏芽「そうしたら、 どうなるの?」 
不思議な声『木は枯れ、 動物は弱り始める…… もちろん、人間とて 例外ではない………… 
そして次第に、 この国全体が、 ゆっくりと 死んでいくのだ……』 
大和丸「大変じゃねえか! どうすれば、そいつを 止められるんだ!?」 
不思議な声『”霊穴”を封印しろ… 霊気の暴走を止めれば、 この国は再び、元の ように平和になる…』 
夏芽「でも、 どうやって!?」 
不思議な声『それは……』 
十郎太「なっ…… なんだぁ!?」



妖怪「待ってたかいが あったじぇ! ”霊穴”の力は、 オリさまの もんじゃ!!」 
大和丸「”霊穴”は、 オレたちが 封印するんだ!」 
妖怪「しょーはさせん!!」 
妖怪が、 おそってきた!! 
妖怪「くやしいじぇ。 こうなったら、 仲間を呼んでやる…… じぇ……」 
十郎太「あいつの仲間が 来る前に、 封印してしまおう!」 
夏芽「はい!!」 夏芽「封印! !」 
大和丸「これで、一安心だな」 
夏芽「ちょっと見て!! ここにも、 刀がある……」 
十郎太「なんだって!?」 
大和丸「十郎太の”大典太”と、 似てるような……」 
妖怪「待ちやがれいっ!」 
十郎太「さっきの ヤツの仲間か!!」 
妖怪「そうじゃいっ!! かたきは取らせて もらうぜいっ!!」 
十郎太「あっ!!」



冬夜「よくも、オレの妹を いけにえにしたなッ!」 
長老「くっ、 くるしいーーーーっ! なんじゃ、 おまえは!?」 
冬夜「やかましい!! かわいい妹を、 怖い目にあわせた バツを食らえーっ!」 
佐和「やめてくださーいっ」 
長老「ぐるじいぃーーーっ」 
大和丸「おーっ、 やってるじゃん」 
夏芽「もう、 兄さんったら!」 
長老「お……おまえたち、 助けてくれぇ!」 
大和丸「そうだな、 青い宝珠を くれたら助けてやるよ」 
長老「そ、それは……」 
大和丸「妖怪を倒したら、 望みをかなえて くれるんだろ! 早くしないと……」 
長老「わ……わかったあ!! 青い宝珠を やるから、 助けてくれ!!」 
大和丸「よし来た! 行け、夏芽!」 
夏芽「兄さん! やめないと、 もう口きいて あげないからっ!!」 
冬夜「えっ!」 
冬夜「ほら夏芽、 兄さんやめたよ。 だから、 きらわないでおくれ。 ねっ? ねっ?」 
大和丸「……なんっか 調子狂うよなー、 コイツ」 
佐和「はい、これ…… 約束の青い宝珠です」 
長老「か、家宝なのに……」 
佐和「ダメよ、お父っつぁん。 約束は、守らなきゃ」 
十郎太「ありがとう」 
青い宝珠を、 手に入れた!!



石の神「我、目覚めたり!!」 
大和丸「なんだ、おまえは! 妖怪の仲間かっ!?」 
石の神「大石神社の守り神、 石の神じゃ。 長き眠りに ついていたが、 強い霊力を浴びて 復活した。 
もっと霊力を浴びれば、 もっと強大な 神となれる! ヒトの子よ、 そこをどけ!!」 
十郎太「神ともあろう者が、 なぜ力を欲する!?」 
石の神「強大な神となり、 ヒトをみな、我の 信者とするのじゃ!! 邪魔だて無用!!」 
石の神が、 おそってきた!! 
石の神「バカな…… 神である我がヒトに 敗れるとは…………」 
十郎太「欲に走ったために力を 失ったのだ」 
大和丸「おまえなんか 神じゃないぜ!」 
石の神「むうう……!」 
夏芽「消えた……」 
不思議な声『見たか、 神をもまどわす ”霊穴”の力を……… 
”霊穴”を制する者は、 この国を 制することも可能…』 
十郎太「”霊穴”の 封印のやり方を、 教えてほしい! どうすれば いいんだ!?」 
不思議な声『……これを見よ……』 
不思議な声『これは石の神の 力の結晶だ………… 
堕ちたといえども、 元々は神…… この聖なる力を 使うがよい……』 
”御霊石”を、 手に入れた!! 
不思議な声『”霊穴”の前でこれを かざし、祈るのだ…』 
大和丸「祈れったって……?」 
夏芽「あたしにまかせて!」 
大和丸「おい、 大丈夫なのかよ!?」 
夏芽「才神家の夏芽を、 甘く見ないでよ! 封印の呪くらい……」 
大和丸「光が消えた!! やるじゃねえか、 夏芽!」 
夏芽「ふう……」 
不思議な声『それでいい…… その調子で、 残りの”霊穴”も 封じてくれ……』 
大和丸「残りの!? こんなもんが、 他にもあるのか」 
不思議な声『うむ…… 暴走している ”霊穴”は、 この国中に いくつもある……』 
十郎太「場所は、 わかるのか?」 
不思議な声『ここから北東の 宝珠山に、 一つある…………』 
大和丸「北東の宝珠山か。 早いとこ行って、 片づけちまおうか!」 
不思議な声『頼むぞ、 心正しき者たちよ…』



 
石舞台 大和丸「なんだ、こりゃ!?」 
夏芽「あの岩、 なにか書いてあるわ」 
岩の文字「左端のサルと同じ カッコウのサルを探せ。 
そのうち、 右から2番目のサルの 右どなりのサルは、 どんなカッコウを しているか。 
それと同じカッコウの、 左から3番目のサルに 触れよ」 
大和丸「うおおっ、 頭がこんがらがって きたっ」 
十郎太「あのサル型の 石のことを、 いっているらしいな」 
岩の文字「左端のサルと同じ カッコウのサルを探せ。 
そのうち、 右から2番目のサルの 右どなりのサルは、 どんなカッコウを しているか。 
それと同じカッコウの、 左から3番目のサルに 触れよ」 
十郎太「もう、こんな所に 用はないな」 

飛鳥の石舞台 
十郎太「こんなところに 用はないな」 
大和丸「よーし、 目指すはえぞだ!!」