セリフ 12

大和丸「気持ちいい 温泉だな!」 
みんな、 元気になった!! 

みんな、 元気になった!! 
男「こっちです!」 
大和丸「誰か来るぞ!?」 
ジョージ「これが、 湯がわきだした池か」 
男「はい、ケガや 病気も治るんです」 
ジョージ「では来い。 約束のほうびをやる」 
ジョージ「これが、 おまえにふさわしい ほうびだ」 
大和丸「な、なんだ!? 今の技は」 
ジョージ「誰だ!?」 
リッシュ『こいつら、 なにかとてつもない 力を感じる……!?』 
ジョージ「ぬすみ見を していたのか!」 
夏芽「なんのつみもない人を 殺すなんて、 ひどい!!」 
大和丸「許さねえぞ!」 
ジョージ「リッシュさま、 見ていてください。 
このジョージ、 リッシュさまと 三博士のために、 こいつらを 倒します!!」 
リッシュ「……おまえには、 こいつらは 倒せない……」 
敵が、おそってきた!! 
ジョージ「リッシュさまと同じ 体にしてもらうのが、 夢だったのに……」 
リッシュ「このていどの男に、 やられるはずがないな。 
ONIのしそん…… いや、この国の 言葉でいうなら、 鬼神の力を つぐ者たちよ」 
大和丸「どうしてそれを!?」 
リッシュ「オレの主、 偉大なる三博士から 聞いていたのさ。 この国にも、 鬼神の力を持つ者が いるとな!」 
リッシュが、 おそってきた!! 
リッシュ「これが、 ONIの力だと!? こんなザコども、 恐れるに足らぬ。 
この国は、すでに 偉大なる三博士の手に、 落ちたも同然!! アッハハハ」 
リッシュ「さすがだな。 今のオレでは、 倒せないか……」 
島津「リッシュさま! 大丈夫ですか!?」 
リッシュ「島津…… オレを連れて、 ここから テレポートしろ」 
島津「かしこまりました。 もうりどの……いや、 もうり!! リッシュさまを かかえろ」 
もうり「ハイ…… ワカリマシタ」 
リッシュ「今度会ったときは、 必ず殺す!!」 
冬夜「あれが、 ヤツらの力か……」 
大和丸「あいつら、 この温泉になにしに 来たんだろう?」 
十郎太「この温泉も不思議だな ……前は、ただの池 だったというのに。 
ここの湯は霊力を おびているから、 ケガや病気も 治るんだ」 
大和丸「えっ!?」 
大和丸「霊力をおびた湯って… そりゃ、この下に ”霊穴”があるんじゃ ねえのか!?」 
夏芽「でも、どうやって ”霊穴”まで行く?」 
冬夜「まさか、湯を全部 くみ出すわけにも いかんしな」 
十郎太「いや……この下に ”霊穴”が あるとすれば、 洞窟のような空間が あるんだろう。 
洞窟の入り口を 探したらどうだ?」 
ティンバ「あいつらを倒すなんて、 あなたたちは本当に 強いのですね」 
大和丸「まあな。 あんたも、 これでヤツらに 使われなくて すむだろ」 
ティンバ「ええ……でも、 わたしの故郷は、 遠い海の向こうです。 
このままでは、 わたしは一生帰れない。 わたしを、故郷へ 連れて行って くれませんか?」 
大和丸「オレたち、 ここでやることが あるんだ。 悪いけど、 行ってやれないよ」 
ティンバ「そうですよね…… では、ここにいます」 
ティンバ「わたしを、故郷に 連れて行って くれませんか?」 
ティンバの故郷に、 行きますか? 
大和丸「悪いけど、 できないぜ」 
ティンバ「そうですか……」 
大和丸「行ってやっても いいけど……」 
十郎太「”霊穴”のことが 片づくまでは、 この国を離れることは できないぞ」 
ティンバ「大丈夫ですか!?」 
夏芽「”霊穴”のところと、 この温泉は つながってたのね」 
冬夜「ながれをさかのぼって、 地下に戻るのは ムリだな。 また、洞窟から 行くのかよ」 
ティンバ「わたしも、 行っても いいでしょうか」 
大和丸「”霊穴”を封じて こなかったぜ」 
十郎太「いや、あの”霊穴”は せいじょうだ。 あのままにして おきたい」 
夏芽「これから、 どうするの? もう新撰組には 戻れないんでしょ」 
ティンバ「わたしの国に、 来てください。 あなたたち、 やっぱり正しい心の 持ち主です。 
聖地のガーディアン さまと同じです!!」 
大和丸「がーでぃあん…… って、なんだ!?」 
ティンバ「われわれの聖地を 守る神さまです。 
聖地には不思議な 気がみちていて、 そこのみずうみの水は 病気を治します」 
冬夜「病気を治すみずうみ だと? そいつはまるで、 ”霊穴”の 温泉じゃねえか」 
ティンバ「あそこは聖地に 似ています。 わたしは、あの 場所が好きです」 
十郎太「他の国にも ”霊穴”が!?」 
大和丸「将軍に逆らったんだ、 どうせこの国には いられねえ。 
ほとぼりがさめるまで、 海の向こうへ 逃げようぜ」 
ティンバ「わたしが 乗ってきた船は、 横浜にあるはずです。 そこに行けば、 海を渡れるかも」 
冬夜「横浜は、江戸の 西にある町だぜ」


イヒカ「ここだ、ここから イヒカ洞窟へ いけるのだ……」 
イヒカ「さあ、 この中に入るのだ。 この下には、 イヒカ洞窟へと 続く道がある」 
大和丸「この下って…… おい、おぼれるん じゃねえか!?」 
イヒカ「よけいなことを 考えるな。 さあ、行くのだ」 
池に入りますか? 
大和丸「やめとくぜ」 
大和丸「おお! 行ってやるぜ!!」 
大和丸「うわあっ!?」 
イヒカ「さあ、今度こそ 行くのだぞ」 
池に入りますか? 
大和丸「わっ!」



大和丸「でっかいバケモノ!?」 
十郎太「あれはぎゅうきだ。 手強いヤツだぞ」 
夏芽「函館村で、 確かあいつの じゃくてんを 聞いたわよね」 
大和丸「やい、ぎゅうき! 勝負だぜ!!」 
ぎゅうきに、 おそいかかった!! 
大和丸「下に続いてるぞ!?」 
十郎太「霊気だ。 ”霊穴”は、 この下だな!」


大和丸「おぼれるーっ! ガボガボッ………… って、あれ?」 
大和丸「苦しくないぞ。 なんで、水中でいきが できるんだよ?」 
夏芽「わかんない。 でも、ちょうど いいじゃない。 ”霊穴”を探そう」 
大和丸「向こうの方が、 明るくなってる!! 外か!?」