セリフ 6

しんえもん「おお きゅうべえ ぶじだったでござるか 
いなくなった おんなのひとたちは ぜんいん かえってきたでござる 
いっけんらくちゃくでござる」
おとぎまる「よかったですね」
しんえもん「これは おれいでござる」
”きゅうべえ”がなかまからはなれた
きゅうべえ「にいちゃんたち きをつけてね」
しんえもん「ほんとうに せわになったでござる」
おとぎまる「このおくに なにかあるのかな−」
さいかく「おい このおくに なんかあるんじゃねぇか?」
おとぎまる「そうかもしれません いってみましょう」
あまさん「もうしわけありませんが ここは”あまでら”でございます 
おとこのかたを いれるわけにはいきません」
しんえもん「せっしゃは ”えとじょう”のもので このてらをしらべにまいった 
とおすでござる」
あまさん「たとえどなたでも おとこのかたを とおすわけにはいきません 
おひきとりください」
あまさん「どんなりゆうがあれ おとこのひとを とおすわけにはいきません 
おひきとりください」
あまさん「まあ おんなのかたですね では あなただけ おとおりください」
ひめの「こまったわね わたしだけじゃ いみがないわ 
さくせんを たてなおしましょう」
しんえもん「こまったでござるなぁ・・・・」
がんきまる「むりやり はいっちまえばいいじゃないか なんでひきさがるんだよ」
しんえもん「しんぶつあいてに そういうわけにはいかんでござる 
なんとか ほうほうをかんがえないと いかんでござるなぁ・・・・」
おとぎまる「ぼくは ”いわくにむら”にいる ”ひめの”さんに あいにきたのです 
そのかたにたのんでみませんか」
しんえもん「”ひめの”!? そうでござる! 
あのむすめさんに たのむでござる!!」
おとぎまる「”しんえもんさん”は ”ひめの”さんを しってるんですか?」
しんえもん「むかし いっしょにようかいを たいじしたことがあるでござる 
そうときまれば ”いわくにむら”に れっつご− でござる!!」
ひめの「さあ ここからは わたしがせんどうするわ 
みんなは その”からくりろぼっと”にのって ついてきて」
ひめの「さあ いくわよ」
ひめの「このてらに ようがあり きました とおりますよ」
あまさん「どうぞ おとおりください」
ひめの「さあ ”おとぎまる” もういいわよ いきましょう」
ひめの「”おとぎまる” そとにでると ばれてしまうわ 
なんとか このまま たんさくしましょう」

みこ「おっ おまえたち どうやって ここまではいってきた!?」
おとぎまる「おまえが このじけんの くろまくだな!」
みこ「むう−− せっかくおんなどもが そろったというのに わたすわけにはいかん! 
おまえらは くってやろう!!」
おんなたち「きゃ−− ようかいよ」
ようかい「ゆくぞ!!」
きゅうびのきつね「くうう・・・・こぞうごときに・・・・」
きゅうびのきつね「はっ お おまえは!? ま まさか・・・・うらぎったのか・・・・」
おとぎまる「えっ?」
おとぎまる「なんのことだろう」
ひめの「あなたの ”はんしん”のことかも しれないわね 
さあ はやく ”しんえもんさん”に ほうこくにいきましょう」


やくにん「ここは せきしょだ だれかわからんやつを とおすわけにはいかん」
しんえもん「おとぎまるどの どこに いくでござるか? 
”あまでら”に いくでござる」
やくにん「おお しんえもんどの いかがなされた?」
しんえもん「ようがあるので ここを とおしてほしいでござる」
やくにん「わかりました」
ひめの「”おとぎまる” はやく ”あまでら”に いきましょう」
やくにん「おお あなたがたはとおすよう しじが まいっています 
どうぞ おとおりください」
やくにん「おお しんえもんどの いかがなされた?」
しんえもん「ようがあるので ここを とおしてほしいでござる」
やくにん「わかりました」
やくにん「おお あなたがたはとおすよう しじがまいっています 
どうぞ おとおりください」


おとぎまる「これは やえもんさんが つくるといっていた ひこうせんでは・・・・!?」
さいかく「よっしゃ これで ”よみのくに”へ いけるぜ!!」
さいかく「よし とばすぜ!!」
おとぎまる「やった! これで ”よみのくに”に いける!!」
”ひこうせん”を てにいれた
てんちまる「これが ”ふしさん”か」
たかやまる「おとぎまる! じゅんびはいいか!?」
たかやまる「じゅんびはいいか? おとぎまる!?」

おとぎまる「すみません ”ひめの”さんというかたは どちらに・・・・」
みこ「まあ・・・・ ”ひめの”さんなら 
なんでも ちじんをたずねるとかで ついさっき”きょうのしろ”に でかけられました」
しんえもん「きっと ”たかやまる”のことでござるな 
”きょうのしろ”に いくでござる」
みこ「”ひめの”さんなら ”きょうのしろ”にいかれましたわ」
みこ「”ひめの”さんなら さきほど おもどりになりましたよ」
ひめの「まあ しんえもんさん ひさしぶりね」
しんえもん「ちょっと こまったことが おきたでござる 
むかしのように ちからをかしてほしいでござる」
しんえもんは ”あまでら”のことを”ひめの”に はなした
ひめの「わかったわ いっしょにいきましょう それより そのこたちは だれ?」
おとぎまる「はじめまして ぼくは”おとぎまる”といいます」
ひめの「まあ じゃあ”ことね”さんの・・・・ 
おおきくなったわね それで あなたのごようはなに?」
おとぎまる「ぼくの”はんしん”のことを うらなってもらうために 
ははうえにすすめられて ここにきました」
おとぎまるは いままでのいきさつを”ひめの”に はなした
ひめの「なるほど・・・・わかったわ ”あまでら”にいくまえに うらなってあげる」
ひめの「ううう−−−−ん えいっ!」
ひめの「えいっ!!」
おとぎまる「どうでしたか!?」
ひめの「ご ごめんなさい・・・・ なんどやっても 
やみのようなものにかくされて みえないの」
おとぎまる「そうですか・・・・」
ひめの「こういうことにくわしい ひとをもうひとりしってるわ 
”あまでら”のけんがかたづいたら たずねてみましょう」
おとぎまる「はい」
ひめの「じゃあ ”あまでら”に いそぎましょう」
”ひめの”がなかまにはいった
しんえもん「”たかやまる”あての てがみが おいてあるでござる 
どうやら ”ひめのさん”とは いきちがいになったようでござるな 
”いわくにむら”に もどるでござる」
しんえもん「ひとのてがみをかってにみるのは わるいことでござる 
さきをいそぐでござる」
ひめの「まだかえってないみたいね・・・・ あっ!」
ひめの「わたしのおいた ”てがみ”が なくなっているわ 
ということは いちどかえってきたのかしら」
ひめの「しかたがないわ もうひとりのちじんのところに いってみましょう 
”おけやまじょうかまち”に すんでいるはずだわ」


ようきろう「これでは すぐに げんきになる というわけにはいかんのう・・・・ 
なにを していたのかしらんが そうとうよわっとる・・・・」
おとぎまる「どうすれば・・・・ どうすればいいんだ・・・・」
ようきろう「ばかもの! なにをいっとるか!! 
おまえたちには ”あまつみかぼし”を たおすという もくてきがあるじゃろうが!!」
てんちまる「そのとおりだ おとぎまる 
おれたちは きずついた ”みこと”のためにも やつを たおさねばならない」
さいかく「そのとおりだぜ! めそめそ すんじゃねぇ!!」
ようきろう「”みこと”のめんどうは わしがみておってやる 
だいてんぐに そうだんしにいくがいい」
おとぎまる「は・・・・はい!」
”ようきろう”がなかまからはずれた
ようきろう「あとは わしにまかせて おまえらは いくがよい!」
ようきろう「おお おとぎまる!」
おとぎまる「ひい おじいちゃん! なにか あったのですか?」
ようきろう「じつはのう・・・・ 
いきなり あんうんがまちを おおったかとおもうと まちのものが さらわれてたんじゃ 
わしは なんとかけっかいをはって きりぬけたのじゃ」
おとぎまる「ひどい・・・・」
てんちまる「おとぎまる・・・・ よみのせかいに いそがなければ」
おとぎまる「はい!」
ようきろう「たのんだぞ おとぎまる!」
みこと「お・・・・おにいさま・・・・」
おとぎまる「みこと・・・・」


からすてんぐ「おとぎまるさんですね? 
おおえやまの だいてんぐさまが およびです 
しきゅう いらしてください」
がんきまる「おとぎまる!? おとぎまるじゃないか!!」
おとぎまる「がんきまる!? ぶじだったのか!!」
がんきまる「へんなやつらに つかまって つれていかれたんだけど 
”ひめの”さんに たすけてもらったんだ 
はやく ”ひめの”さんを たすけにいかないと ころされちゃうよ」
てんちまる「”ひめの”は どこにいるんだ」
がんきまる「わかんないけど すごく くらくて きもちのわるいところだった」
おとぎまる「”だいてんぐ”にきいてみよう」
がんきまる「おねがいだよ おねえちゃんを たすけて 
きずついているのに ぼくをここまで じゅもんで とばしてくれたんだ」
たかやまる「”こくてんふ”が ひかっている 
ここに たからのひとつが あるのか・・・・」
おとぎまる「こんなところに かくしつうろが」
てんちまる「いってみよう!」


しんえもん「どこにいくでござるか そっちにはようはないでござる」
ひめの「さきに ”あまでら”に むかいましょう しんぱいだわ」
ひめの「”きょうのしろ”に いそぎましょう」
やくにん「おお ”ひめの”さんか どうぞおとおりください」
やくにん「おお ”ひめの”さんか どうぞおとおりください」


だいてんぐ「わしは おおえやまにすむ ”だいてんぐ” わしになにかようか?」
だいてんぐ「わしは おおえやまにすむ ”だいてんぐ” わしになにかようか?」
ようきろう「おい ”だいてんぐ” えらそうにしとるのう 
むかしみたいに もういっかい とっちめてやろうか?」
だいてんぐ「よ・・・・ようきろう!? なにしにきた!!」
ようきろう「おまえなら なにがおこっているのか しっておろう 
しっとることを ゆうてみい」
だいてんぐ「むうう あいかわらず おおきいたいどじゃ・・・・ 
まあ よい おしえてしんぜよう 
いにしえの ”まががみ”が ふっかつしたのじゃ 
たいこのかみがみさえ きょうふさせた”まががみ”・・・・ 
なを ”あまつみかぼし”という」
さいかく「たおすほうほうは あるのか!?」
だいてんぐ「わからん・・・・ 
やつは おにぞくのちょうてんにたつ ”きじん”じゃ 
たおすほうほうがあるかどうか・・・・ むっ!? そこのこども!」
おとぎまる「えっ? ぼくのことですか?」
だいてんぐ「そうじゃ! そのむねにかけてある いしはどこでてにいれた!?」
”おとぎまる”は”ふしぎないし”をとりだした
だいてんぐ「おお このいしはまさしく 
”びしゃもんてん”の ちからのこもった ”びこうせき”! 
そうか ”しちふくじん”のちからを やどした たからをもってすれば 
ふういんすることが できるやもしれん!」
おとぎまる「のこりのたからは どこに?」
だいてんぐ「にしのはて ”きゅうしゅう”に みえる」
ようきろう「よし ”きゅうしゅう”に いくのじゃ!」
おとぎまる「でも ふねが・・・・」
だいてんぐ「わしのうちわで とばしてやろう みんなおもてにでよ!」
だいてんぐ「よし いくぞ!!」
おとぎまる「うわ−−−−−!!」
だいてんぐ「どうした もういちど ”きゅうしゅう”に とばしてほしいのか?」
だいてんぐ「そうか がんばれよ」
だいてんぐ「よし いくぞ!!」
おとぎまる「うわ−−−−−!!」
だいてんぐ「よくきたな 
じつは ”しちふくじん”のちからを やどした たからのひとつが 
ほっかいどうにあることがわかった 
それをつたえようとおもったのじゃ いってみるがよい」
だいてんぐ「てきも うごきはじめたようじゃ きをつけるんじゃぞ」
だいてんぐ「ふむぅ・・・・ くらくて きもちわるいところか・・・・」
おとぎまる「こころあたりありませんか?」
だいてんぐ「ひとつだけある 
しかし いまは”しちふくじん”の たからを あつめるほうが せんけつじゃ 
すべてあつめてから もういちど まいれ」
だいてんぐ「はやく すべてのたからを あつめるのじゃ 
おまえたちがたからをあつめるうちに わしがしらべておこう」
だいてんぐ「おお よいところにきた 
”ひめの”が とらわれているところが わかったぞ 
たぶん”よみのくに”におるのじゃ」
おとぎまる「”よみのくに”?」
だいてんぐ「おぞましい ようかいのそうくつ それが ”よみのくに”じゃ」
さいかく「どうすれば いけるんでぇ!」
だいてんぐ「わしには わからん 
しかし ”いじげん”にすむ ”ぼうぼうせんにん”なら なにかわかるかもしれん!?」
おとぎまる「でも いじげんへのみちが・・・・」
だいてんぐ「たしか ”ほっかいどう”の さいほくたんに 
”いじげん”へ つうじるみちが あったはずじゃ 
そこに いってみるがいい」
だいてんぐ「いじげんへのみちは 
”ほっかいどう”の さいほくたんに あったはずじゃ きをつけてな」
だいてんぐ「もどってきたか! すこしおそかったようじゃ!! 
にほんじゅうのにんげんが つれさられてしまった!! 
いっこくもはやく ”あまつみかぼし”を たおすのじゃ!!」
だいてんぐ「たのんだぞ! あとはおまえたちに たよるだけじゃ!!」