セリフ 2

おとぎまる「やった・・・・」
さいかく「やったじゃねぇか! おとぎまる!!」
みこと「おにいさま!」
おとぎまる「みこと! きてくれて ありがとう」
みこと「おやくにたてて うれしいです」
ひめの「よかったわね おとぎまる・・・・みことちゃん・・・・」
おとぎまる「はい!」
てんちまる「いばら きてくれてたすかったよ」
たかやまる「おじいちゃんもね!」
さいかく「おいおい こんなきみわるいところ はやくぬけだそうぜ!」
おとぎまる「そうだね みんな はやくにほんにかえろう!」
ようきろう「おう! がいせんじゃな!!」
さいかく「よっしゃ かえるぜ!!」
みこと「おにいさま!」
おとぎまる「とらわれていたたましいが ときはなたれたんだ」
てんちまる「これで みんなふつうに もどっているだろう」
たかやまる「さあ いこう」

それから 1ねんご・・・・
おとぎまる「ははうえ おとなりに ”にもの”を とどけてまいりました」
ことね「ごくろうさま あなたも ここでじっとしているのは たいくつでしょう」
おとぎまる「?」
ことね「じつはね みことといっしょに おはぎをつくったんだけど 
たくさん つくりすぎちゃったみたいなの 
いっしょにたびした みんなにとどけてきてくれない?」
おとぎまる「はい!」
みこと「おかあさま わたしもいっしょに いっていいですか?」
ことね「ええ いっしょにいってらっしゃい」
みこと「はい」おとぎまる「ちちうえ いってまいります」
いばらぎどうじ「うむ ふたりとも きをつけてな」
みこと「はい」
がんきまる「じいちゃん ひまだなぁ・・・・ 
おねがいだから そとにだしてあそばせておくれよ」
ぼうぼうせんにん「だめじゃ! おまえが そとにでると ろくなことがない 
このまえも きけんなめに あったばっかりじゃろうが!!」
がんきまる「は−あ・・・・つまんないなぁ・・・・」
がんきまる「おとぎまるじゃないか!」
おとぎまる「やあ がんきまる ひさしぶりだね」
みこと「きょうは ははのつくった おはぎをとどけにきたの 
せんにんさまもいっしょに たべてくださいね」
ぼうぼうせんにん「ほほう・・・・ このむすめがおまえの ”はんしん”か・・・・ 
べっぴんじゃのう」
みこと「まあ せんにんさまったら おじょうずねぇ・・・・」
おとぎまる「せんにんさま じつはこのおはぎをもって にほんにいきたいのです 
”じゅかい”のふういんを といてくれませんか?」
ぼうぼうせんにん「ふ−む・・・・ よかろう こんかいはとくべつじゃ 
ひさしぶりになかまにもあいたかろう いってくるがええ」
みこと「ありがとう せんにんさま」
おとぎまる「それでは しつれいします」

しんえもん「おお! おとぎまるどのではござらんか!! ひさしぶりでござる」
おとぎまる「しんえもんさん きょうは ははうえのつくった おはぎをとどけにきました」
きゅうべえ「わ−− おいしそうだなぁ」
しんえもん「ちょうどよい おちゃうけができた もぐもぐ・・・・ 
おお これは まったりとしてうまい!」
しゅじん「しんえもんさん おちゃをのんでないで はたらいてください」
しんえもん「あ− しゅじん かたいことをいうな 
きょうは しりあいがきておるのだ」
おとぎまる「?」
きゅうべえ「へへへ・・・・ とうちゃんは つけがたまって 
このちゃみせで ”あるばいと”してるんだ おいらも てつだってるんだ」
しんえもん「おとぎまる・・・・ またこんど ちゃでものみにきてくれでござる」
みこと「くすっ」
おとぎまる「きっとまた あそびにきますよ 
それじゃ ぼくたちは さきをいそぎますので がんばってくださいね」
しんえもん「なあ しゅじん・・・・ せっしゃも もとのやくめに つきたいでござる」
しゅじん「だめです! とのさまからも てつだわすように いわれてるんですから」
しんえもん「とほほ・・・・」

だいてんぐ「おう おとぎまるではないか どうしたのだ?」
おとぎまる「ははうえのつくった おはぎをとどけにきました 
だいてんぐさまには おせわになりましたから・・・・」
だいてんぐ「ほう・・・・ これはうまい 
こんなうまい おはぎは ひさしぶりにくった はっはっは」
みこと「きゃっ!?」
だいてんぐ「おや? もう いってしまったのか・・・・ 
あいかわらず いそがしいやつらよなぁ・・・・」
おとぎまる「ふう・・・・ だいてんぐさん ひどいなあ・・・・ 
きゅうしゅうまで とばすなんて・・」
みこと「まあ いいじゃない おにいさま 
さきに きゅうしゅうを まわりましょう」
おとぎまる「そうだね・・・・ そうしようか・・・・」

おとぎまる「しんのすけさん おひさしぶりです」
しんのすけ「おとぎまるさん それに かやさん・・・・ 
いや みことさんでしたね ひさしぶりですね」
みこと「そのせつは めいわくをおかけして もうしわけありませんでした 
どういっておわびしてよいか・・・・」
しんのすけ「いいのです あにはああなって しあわせだったとおもいます 
わたしが はんたいのたちばなら 
きょうだいに さばかれるのほど しあわせなことはありませんから・・」
みこと「しんのすけさん・・・・」
しんのすけ「それより あまくていいにおいがしますね・・・・」
おとぎまる「ああ・・・・ これは ははうえがつくった おはぎです 
みなさんにということだったので もってきました」
しんのすけ「どれどれ・・・・ これはおいしい! ありがとう おとぎまるさん」
おとぎまる「しろのふっこう がんばってください」
しんのすけ「ああ きみたちもげんきでね」
みこと「しつれいいたします」

さいかく「おう! おとぎまるじゃねぇか!!」
おとぎまる「さいかくさん どうしたんです? そんなにあわてて・・・・」
さいかく「な−に ちょっくら たびにでようとおもってよ」
おとぎまる「たびに?」
さいかく「にほんにいてもひまだからな・・・・ 
てんちまるといっしょに たいりくのにし てんじくまで たびしてみようとおもってよ」
おとぎまる「てんじくに・・・・」
さいかく「それにしても てんちまるのやつはおそいな・・・・」
おとぎまる「てんちまるさん」
さいかく「おそいぜ てんちまる」
てんちまる「なんだ おとぎまるじゃないか おまえもいっしょにいくのか?」
おとぎまる「いえ ぼくは・・・・」
みこと「ふふ・・・・ おふたりにとって にほんは せますぎたんですね」
さいかく「おおよ! せかいじゅうをぼうけんして 
おれさまのなを とどろかせるんでぇ!!」
てんちまる「まあ まだみぬところを みるのもわるくないだろうからな」
おとぎまる「さいかくさん てんちまるさん おきをつけて」
さいかく「おう! あばよ」
てんちまる「げんきでな おとぎまる みこと」
おとぎまる「はい」
みこと「はい」
みこと「すごいひとたちね・・・・ 
あれだけのたたかいのあと すぐ たびにでるなんて」
おとぎまる「さあ ぼくたちもさきをいそごう」
みこと「はい おにいさま」

おとぎまる「あれ?」
みこと「たかやまるさん いないみたいですね」
おとぎまる「しょうがない・・・・ さきに ひめのさんの ところへいこう」
おとぎまる「たかやまるさん!?」
たかやまる「やあ どうしたんだいふたりとも」
みこと「ははのつくった おはぎをとどけにきました」
ひめの「まあ おいしそう じゃあ えんりょなくいただくわ」
たかやまる「わたしもいただこうかな」
おとぎまる「それより たかやまるさんは どうしてここにいるんです?」
たかやまる「んぐっ!?」
みこと「だいじょうぶですか?」
みこ「わたしから おはなししましょう」
おとぎまる「?」
みこ「こんど おふたりは ごけっこんすることになったんです」
おとぎまる「けっこん!?」
みこと「まあ すてき ぜひ しきにはよんでくださいね」
ひめの「ええ もちろん みなさんをごしょうたいするわ」
たかやまる「しきのちょくぜんまで だまっていて 
おどかそうとおもったんだが ばれてしまったね 
まあ そういうことなんだ でも みんなには ないしょにしておいてくれ 
とくに じいちゃんにはね」
おとぎまる「なぜです?」
たかやまる「しっそにおこないたいからね 
じいちゃんがくると ことがおおきくなりそうな きがして・・・・」
ようきろう「きいたぞ たかやまる」
たかやまる「わっ! じいちゃん!?」
ようきろう「わしにかくすなどむだじゃ さあ いくとするか・・・・」
たかやまる「どこへいくんです?」
ようきろう「どはでにしなきゃならんからな いろいろじゅんびが ひつようじゃ」
たかやまる「そんなはでにしなくても・・・・」
ようきろう「たのしみにしておれよ たかやまる」
たかやまる「はあ・・・・ やっぱり ばれてしまったか・・・・」
おとぎまる「いいじゃないですか 
みんなこころから よろこんでくれますよ おふたりのことを」
たかやまる「そうかな・・・・」
みこと「そうですよ かくすことなんかないです」
ひめの「ふふ・・・・そうね」
おとぎまる「じゃあ ぼくたちはそろそろかえります 
しょうたいじょうを まってますね」
たかやまる「ああ」

おとぎまる「やっとかえってきたね」
みこと「はやく おとうさまと おかあさまに みんなのことを おはなししましょう」
おとぎまる「そうだね」
おとぎまるのこえ「ただいま ちちうえ」
みことのこえ「かえりました おかあさま」
いばらぎどうじのこえ「おう はやかったじゃないか」
ことねのこえ「ふたりともおかえり つかれたでしょ ゆっくりやすみなさい」
おとぎまるのこえ「つかれてなんかないよ 
それより ふたりにはなしが たくさんあるんだ」
ことねのこえ「なあに?」
おとぎまるのこえ「あのね・・・・」 

ひとつのたたかいは まくをとじた 
このご おとぎまるたちは おおくのなかまたちとともに 
”ま”をうちたおした えいゆうとしてこうせいになを のこしたという・・・・