ことね
「あにうえ! ぶじだったのですね!」
てんちまる
「ことねじゃないか! こんなところであえるとは・・
しょうかいする おれのいもうと ことねだ」
ことね
「あら このかたあにうえにそっくり」
たかやまる
「ぼくのちちは あなたがたのははうえの あににあたるらしいのです
いとこということになりますね」
てんちまる
「どうして こんなところに?」
ことね
「わたしたちのさとは じげんをこえて いどうすることができるのです
あにうえこそどうして?」
てんちまる
「また あしきものが このよをしはいしようとしている
その おやだまがここにいるらしいのだ」
ことね
「なんですって! もしや・・・・」
たかやまる
「なにか しんぱいごとでも?」
ことね
「わたしの おっと いばらきどうじが いなくなってしまったのです」
てんちまる
「なに! やつは あしきもののなかまだったじゃないか!!」
ことね
「いいえ あのひとは かいしんしたのです
おねがいです あのひとをさがしてください!」
[いいえ]
ことね
「また あしきもののなかまにくわわろうとしているのかもしれません
どうか そうなるまえにさがしだしてください!」
[いいえ]
ことね
「あにうえが あのひとのことを
いぶかしくおもうのは しかたありません
でも わたしにとっては たいせつなひとなんです!
おねがいします!」
[いいえ]
ことね
「あにうえ! おねがいです!!」
[はい]
ことね
「ああ ありがとうございます
あのひとが にしのほうへ あるいていくのを
みたというひとがいますが それいがい わかりません」
ことね
「にしのほうがくに ぼうきゃくというなのまちがあります」